研究課題
小児短腸症候群は小児外科領域において管理に難渋する疾患の1つであるが、症例数が限られており臨床情報からだけではエビデンスが得られにくい。そのため、動物モデルにおける研究が極めて重要であるが、ラットにおける大量腸管切除、術後長期絶食経静脈栄養管理は手技が煩雑で管理も難しい。我々は長年の研究で、大量腸管切除、経静脈栄養管理ラットを安定して管理できる体制を整えてきた。長期絶食における腸管粘膜萎縮に対し、グレリン、GLP-2が有用であったため、大量腸管切除、経静脈栄養管理ラットを用いてこれらが腸管順応にどのように作用するかを検討した。具体的には8週齢のラットの小腸をトライツ靭帯肛門側5cmから回腸末端口側5cmまでを切除し、残存部の腸管を吻合し80%腸管切除モデルを作成し、術後は経静脈栄養管理を13日間おこなった。その後、残存腸管の腸管順応に関して、様々な視点から検討した。
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