研究課題
若手研究
本研究では公共データベースおよび臨床検体を用いてKDM6A発現の臨床的意義を検討した上で、ヒト膵癌細胞株において機能解析を行った。研究によりDM6A不活化が①K予後不良膵癌サブタイプと関連すること、②膵癌細胞株悪性化にかかわること、③癌抑制遺伝子のプロモーター領域におけるH3K27ac低下が関連すること、④HDAC阻害薬が特異的効果を示すことを明らかにした。
肝胆膵外科学
肝胆膵領域の難治癌においてサブタイプを決定づけるエピゲノム修飾遺伝子の変異およびその分子生物学的機能についてトランスレーショナルリサーチによって解明することができ、治療薬開発につながる知見が得られた。