研究成果の概要 |
大腸癌原発巣及び転移性肝腫瘍における細菌の検出とその影響について解析した。糞便5例、原発巣5検体、肝転移巣7検体の計16検体の凍結標本からDNAを抽出し、16S rRNA V3V4領域のアンプリコン解析を行った。LEfSeを用いて解析を行ったところ、原発巣ではFusobacteria, Eubacteriumが優勢であり、糞便中にはFirmicutesやClostrida, bacteroidia, 肝転移巣ではsphingomonadaceae, Rhizobailesが優勢であった。CCK-8の実験によりLachnospiraceaeが大腸癌細胞の増殖に影響を与える可能性が示唆された。
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