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2020 年度 研究成果報告書

GISTにおけるイマチニブ耐性因子の網羅的解析と創薬への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18154
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

古閑 悠輝  熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (40835170)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードGIST / 薬剤耐性 / FBXW7
研究成果の概要

消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor;GIST)は化学療法や放射線療法に抵抗性で、切除不能・再発症例は、予後不良である。治療薬であるイマチニブ(チロシンキナーゼ阻害薬)に対する耐性機序の解明が本研究の目的である。
GIST細胞株と樹立したイマチニブ耐性細胞株の遺伝子解析を行い、イマチニブ耐性に関与する可能性のある遺伝子を抽出した。また細胞周期調節因子FBXW7に着目し、臨床検体の免疫染色にてFBXW7がGISTの予後、悪性度に関与することを示した。またイマチニブによる術後補助治療とFBXW7発現を検討し、イマチニブ耐性とFBXW7の関与が示唆された。

自由記述の分野

GISTとがん抑制遺伝子であるFBXW7の関係を中心にGISTの悪性度、薬剤耐性など

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は消化管間質腫瘍(GIST)の悪性度、薬剤耐性に関与する研究を行いました。癌の細胞増殖を抑えるがん抑制遺伝子であるFBXW7がGISTの予後不良因子であることを免疫染色で示した。またイマチニブによる補助治療の有無でFBXW7の発現と予後が変化していた。以上のことからFBXW7遺伝子はGISTの予後に関連し、薬剤耐性にも関与する可能性が考えられた。今後治療の効果予測や、新規の治療ターゲットとして期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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