研究課題
若手研究
予定していたブタなどの大動物を用いた動物実験はコロナ禍のため大動物用の動物実験施設が使用不能であったため施行できなかったが、代替としてラットにおける生体吸収性素材(ポリカプロラクタン)を用いた人工血管植え込み実験を多数施行した。良好な中期開存性を確認したが、8か月経過してもポリカプロラクタンは完全には吸収されておらず、本研究の主題である生体吸収性素材を用いたステントグラフト開発のためにはマテリアルのさらなる改良が必要であることが示唆された。一方、生体吸収性ステントについてはマグネシウム骨格も用いた実験を行っており、現在も継続中である。
心臓血管外科学
以下の3編の論文を発表し,生体吸収性素材を用いた血管再生の分野の研究発展に貢献した。Leal BBJ,et al. Front Cardiovasc Med. 2022, Wakabayashi N, et al. Front Cardiovasc Med. 2022, Kikuchi Y,et al. Biomater Sci. 2022