研究課題
大動脈瘤は大動脈壁が拡張・瘤化し破裂に至る致死的疾患だが、病態解明や予防の研究は発展途上である。一方で次世代シークエンサーの登場により腸内細菌叢の解析が飛躍的に進み、腸内細菌叢と様々な疾患との関連性が解き明かされつつある。特に腸内細菌叢と動脈硬化の関連においては本邦を中心にエビデンスの集積がされており、食事や腸内細菌がどのように動脈硬化に影響を与えるかの研究が進んでいる。本研究により大動脈瘤における腸内細菌叢との関連について明らかにし、さらに動脈瘤における動脈硬化進行度と腸内細菌叢の関わりについて検討したい。2020年度は大動脈瘤患者、健常コントロールについて16SrRNAの中間解析結果が確認されたため学会報告を行った。また、その結果については論文投稿中である。最終解析結果については令和4年度内には確認できる予定である。
3: やや遅れている
COVID19の影響もあり紹介患者減少、手術延期などのため検体採取が予定よりも若干遅れていたが、患者募集は終了している。現在、検体の解析中。
中間解析結果は論文投稿中である。最終結果については今後共同研究機関とミーティング予定である。
研究の進行が遅延したため。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)
Surgical Case Reports
巻: 7 ページ: 36
10.1186/s40792-021-01115-9