研究課題
若手研究
腹部大動脈瘤患者、健常コントロールについて糞便の16SrRNA解析結果を行った。大動脈瘤患者の糞便において、Bifidobacterium adolescentisが低下していた(Biosci Microbiota Food Health. 2023;42(1):81-86.)。この結果からは因果関係について確認できなかったが、腹部大動脈瘤の病態に腸内細菌が関連している可能性が示唆された。
心臓血管外科
腹部大動脈瘤(AAA)は致命的な疾患だが、治療法は薬物療法はなく手術しかなかった。今回の研究からAAAに特徴的な腸内細菌を認め、AAAの病態に腸内細菌が関連している可能性が示された。本研究結果は将来の腸内細菌製剤の可能性を示唆するものと考えられた。