胎齢17日のGFP胎仔肺組織を採取し、肺オルガノイドの作成を行った。培養開始6日目のオルガノイドをドナーとして、雌性LEWラットをレシピエントとして用いた。全身麻酔下に気管挿管して、胎仔肺オルガノイドを含むDMEM液0.4mlを気管内投与した。投与後3日・1・2・4・8週に犠牲死させ、両肺を摘出し評価した。GFP(+)ドナー由来組織を観察して生着を確認し、蛍光免疫染色でPodoplaninやSurfactant protein Cなどの発現を確認した。さらにブレオマイシン肺線維症モデルにも同様に移植した。投与後4週で評価したところ、正常肺への投与と同様にGFP(+)の肺胞構造を確認した。
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