「術後24時間以内の重篤な有害事象の発生状況の把握と解析」に関する調査を行った。対象は全国の小児総合医療施設18施設とした。PACUを有する施設数は42%から61%に増え,運営をやめた施設はなかった。PACUの必要性の理由として,呼吸,意識,痛みの評価,手術室稼働率が順に多かった。 「術後の重篤な有害事象を減少させるための対策としてのPACU開設の有用性検証」に関しては,プラットフォームとして日本PACU研究会を設立した。予備調査を群馬県を対象に行った。PACUは、手術件数や手術室数などの規模が大きい病院で設置されていることが明らかになった(手術室数≧8室の100%がPACUを運営)。
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