術後せん妄予測ツールの開発をテーマに研究を行い、術前から副交感神経を反映すると考えられているHF (High Frequency) の低下が認められることを世界で初めて発見した。研究を進める中で学会参加や発表をして情報収集も行った。この間、国際学会での発表が3回、国内学会での発表が3回(うち3題優秀演題)、さらに麻酔科学会及び関連学会でシンポジストとして術後せん妄の講演および教育講演も行った。心拍変動は心電図から算出され非侵襲な生体モニターであり、広くベッドサイドモニターとして普及している。心拍変動の解析は自動出力可能で、より一般的に広まり患者の安全に寄与できることが想定される。
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