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2021 年度 研究成果報告書

敗血症性ミオパチー:骨格筋とレジデントマクロファージのクロストーク

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18318
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関三重大学

研究代表者

池尻 薫  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90813014)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードFNDC-5 / LFA-1インテグリン / ECM / PBMC / イリシン / リンパ球 / 骨格筋 / ICU-AW
研究成果の概要

骨格筋から放出されるミオカインであるイリシンは、間葉系細胞に発現するインテグリンαVβ5、αVβ1、α5β1のリガンドとして働き、骨、骨格筋、脂肪組織の代謝リモデリングに重要な役割を果たすことが近年明らかにされている。
イリシンを介したリンパ球の接着には、α4β1、α5β1だけでなく、白血球特異的なαLβ2やα4β7を含む複数のインテグリンが関与することが示された。これらの結果は、イリシンが炎症を起こした血管系において、リンパ球の接着と移動を制御する重要な役割を担っている可能性を示唆している。

自由記述の分野

敗血症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではイリシンがインテグリンαLβ2およびα4β7の新規リガンドとして機能し、リンパ球の接着をサポートすることを明らかにした。炎症における白血球移動の制御において、イリシンが果たす生物学的役割については、まだ不明な点が多い。イリシンが代謝調節に重要な役割を果たすという証拠が増えてきているので、イリシンの生物学をさらに研究することで、イリシンが白血球移動の代謝調節の中心点にあることがわかり、新しい研究テーマとなる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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