REBOA部分遮断(P-REBOA)の臓器灌流を4D-CT解析を用いて評価した. 大腿動脈脈圧消失時のバルーン注入量(BV)に対する割合(%BV)を遮断強度指標とした.非出血時において,0-100%の遮断強度で4D-CTを解析した.臓器灌流の指標として,肝実質・門脈[肝臓]および上腸間膜静脈[腸管]におけるtime-density curve (TDC, x[s]後のCT値上昇y[HU])を解析した.TDCの曲線下面積(AUTDC)は遮断強度に従い線形に減少した.出血性ショックモデルでも%BVに従いAUTDCは線形に減少した. P-REBOA中の臓器潅流を%BVで推定可能である.
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