研究実績の概要 |
研究代表者は、急性臓器障害モデルを用いた多臓器障害メカニズムの解明に向けて、虚血再灌流(ischemia reperfusion, IR)モデルを用いて、遠隔臓器障害発生のメカニズム及びリコンビナント・トロンボモジュリン(recombinant thrombomodulin, rTM)の治療効果を検討してきた。今年度は、rTM同様、抗凝固作用に加え、血管内皮保護作用及び抗炎症作用を有するアンチトロンビンに着目し、遠隔臓器障害発生に対するアンチトロンビンの抑制効果について検討すべく、研究計画を進めた。具体的には急性臓器障害モデル(cecal ligation and punctureモデルまたは虚血再灌流モデル)の選定およびアンチトロンビン原薬獲得に向けて手続きを行った。
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