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2021 年度 研究成果報告書

長管骨/骨盤骨折に合併する脳脂肪塞栓症の発生頻度の解明と治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18348
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

三宅 喬人  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (70610434)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード脂肪塞栓症症候群 / 脳脂肪塞栓症 / 長管骨/骨盤骨折
研究成果の概要

脂肪塞栓症症候群(FES)は、脂肪粒子が皮膚、肺、脳などの多臓器に塞栓されることによって起こる稀な症候群で特に脳脂肪塞栓症(CFE)の発生率に関するデータはほとんどない。本研究では長骨・骨盤骨折における CFE の発生率を2016年4月から2020年3月までに岐阜大学医学部附属病院を受診した62名の患者に対し MRI を用いて検討した。臨床症状の有無にかかわらず、大腿骨または骨盤骨折患者の 5.0%(3/60) が MRI により CFE と診断され、5.0%(3/60)が CFE と疑われた。このことは、現在考えられている以上に、CFEが外傷患者に多く見られることを示しているのかもしれない。

自由記述の分野

救急集中治療医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により現在考えられている以上に、CFEが外傷患者に多く見られることが明らかとなった、FES/CFE の診断は臨床的であることが多く、より早期に達成されるべきであり、医師は、軽度の精神障害、せん妄を伴う外傷患者においても CFE の可能性があり、MRI が必要かもしれないと考えるべきであろうと考えられるため社会的意義は大きいと考えられる。現状では、FES/CFE の診断は困難である。今後、症状、MRI、その他の客観的所見と組み合わせた診断基準を決定する研究が必要である。

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公開日: 2023-01-30  

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