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2023 年度 研究成果報告書

ECMO回路閉塞における炎症と凝固の包括的制御戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18360
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

二木 貴弘  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 客員研究員 (30728184)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードECMO / 回路閉塞 / 炎症 / 凝固
研究成果の概要

重症呼吸循環不全に対して、体外式膜型人工肺を用いて呼吸・循環補助を行うことがある。その際、致死的合併症として回路内凝血による回路閉塞があるが、その機序は十分には解明されていない。今回の研究で、炎症を惹起するダメージ関連分子パターン(damage associated molecular patterns : DAMPs)の1つであるhigh mobility group box 1(HMGB1)や血管内皮細胞障害と関連するジヒドロビオプテリン(dihydrobiopterin : BH2)の増加を認めた。今後、回路閉塞への影響やそれを制御する方策を検討する必要がある。

自由記述の分野

救急集中治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

COVID-19感染症などで重篤な呼吸循環不全に至った場合、体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation : ECMO)を用いて、呼吸・循環補助を行うことがある。ECMO管理において、生命予後を左右する問題として回路関連合併症があり、その中でも回路内凝血は最も多い合併症である。回路内凝血の原因として、従来想定されていた血小板や凝固因子以外に、炎症の関与が示唆されており、このメカニズムを解明し、制御することにより、ECMO管理中の致死的合併症を防ぐことができる。

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公開日: 2025-01-30  

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