脳動脈瘤に対する数値流体 (computational fluid dynamics: CFD) 解析は広く行われているが,実際の血行動態を反映しているかどうかは定かではない.今回,実際の血流量や血流速度を測定することが可能である4D flow MRIと,これまでのCFD解析を比較することによって,CFD解析の妥当性を評価した.未破裂脳動脈瘤23例に対してCFD解析と4D flow MRIを行い,比較した.CFD解析で得られた流入血流パターン,血流量,血流速度は,4D flow MRIで得られた値と有意に相関しており,CFD解析の妥当性が示唆された.
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