研究課題/領域番号 |
19K18393
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
阿部 尚紀 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (10512155)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 脳出血 / 炎症性単球 |
研究実績の概要 |
脳出血モデルマウスを作成し脳内に浸潤した単球と血液中の単球の関係を調べた。全身麻酔下に環状縫合線の0.2mm前方、大泉門の2mm外側にドリルで穴を開け、そこから28Gのマイクロインジェクターを用いてコラーゲナーゼを投与して脳出血モデルを作成した。ドリルで穴を開けただけの群(sham群)と、コラーゲナーゼを投与した投与した群(脳出血群)の 2群間で、脳と血液の単球の性質を調べた。脳内の炎症性単球の割合は1週間後には低下しているのに対し、血液中の炎症性単球の割合は1週間後も高値のままであった。脳内浸潤単球と血液単球で相関する何か他の因子を探す必要がある。 しかし、この一年間はcovid19の影響で実験できない状況が続いたため、ほぼ新しい成果を得られていない。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
covid19の影響で実験できない状況が続いた。 起炎症性マーカーを用いた解析では脳内と血液中の単球の性質が相関しておらず、研究が行き詰まっている。
|
今後の研究の推進方策 |
脳出血1日目と7日目の脳内浸潤単球と血液単球をソーディングしてきて回収し、それらのm RNAを全解析することで脳内の単球の性質と相関関係にあるマーカーを探す。
|
次年度使用額が生じた理由 |
covid19による影響で実験を行う環境が整わなかった。
|