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2021 年度 研究成果報告書

ホウ素中性子捕捉療法に用いる新規薬剤BAMPの性能評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18409
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関福山大学

研究代表者

白川 真  福山大学, 薬学部, 講師 (40707759)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードホウ素中性子捕捉療法
研究成果の概要

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)のための新規ホウ素薬剤(BAMP)の開発に成功した。BAMPは細胞実験において、現在臨床で用いられているホウ素薬剤(BPA)よりも低毒性であることが示唆された。また、動物実験において、BPAと同等の治療効果が得られ、その治療効果は用量依存的であることが確認された。さらに、BAMPは高水溶性であることからBPAと異なり投与量の増量が容易である。よって本研究により、BAMPがBNCTにとって、BPAに代わる新たなホウ素薬剤として期待できる成果が得られた。

自由記述の分野

脳神経外科学・放射線科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2020年3月に頭頸部癌を対象として、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用中性子照射装置ニューキュアTMおよびBNCT用医薬品ステボロニン(BPA)が世界で初めて製造販売承認を取得した。今後は適応拡大のフェーズに至ると考えているが、臨床研究において脳腫瘍などでは再発例が多いことが知られている。BAMPは本研究においてBPAと同等以上の抗腫瘍効果を得ており、BNCTにおける第一選択薬として期待できる。さらに、現在までにステボロニンを用いたBNCTで癌の縮退が見られなかった患者や再発患者においても応用できる。

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公開日: 2023-01-30  

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