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2020 年度 研究成果報告書

疾患特異的iPS細胞を用いたATRX変異神経膠腫におけるテロメア伸長機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18412
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

伊師 雪友  北海道大学, 大学病院, 医員 (30812284)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード神経膠腫 / iPS細胞 / ATRX症候群
研究成果の概要

まず健常人由来のiPS細胞からアストロサイトを誘導する予備実験として、201B7細胞を用いてfeeder freeの状態でNeural Induction Mediumでの培養を行った。得られた細胞は蛍光免疫染色でNestinおよびPAX6で陽性であり、神経幹細胞としての性質を有していると考えられた。次に神経幹細胞からアストロサイトを誘導するために、DMEM培地を基本として各種の分化誘導因子を加えて培養を行ったが、いずれも十分なGFAP陽性の細胞が得られなかった。今後は神経幹細胞からアストロサイトを誘導する条件をさらに検討し、ATRX症候群の患者由来iPS細胞でも同様の実験を行う予定である。

自由記述の分野

脳神経外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、予備実験として行った正常iPS細胞を用いたアストロサイトの分化誘導の段階で十分な誘導条件を確立できず、疾患特異的iPS細胞を用いた実験の段階まで進めることができなかった。よって目的としていたATRX症候群由来iPS細胞の分化誘導後の解析などは全く行えていない。より簡便かつ高い誘導効率をもったアストロサイトの分化誘導方法の確立が必要であり、今後の研究が望まれる。

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公開日: 2022-01-27  

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