研究課題
若手研究
MRIのアーチファクトの少ない新素材(白金-金合金)で新規頭蓋内電極を作成した。原材料の価格高騰に伴い、最終的な電極の規格の制定までには至らなかったが、3テスラMRIでも術中に安全に撮影可能であることを示すことができた。また、術中の電気刺激を用いた脳機能マッピング方法についても検討を行い、皮質-皮質間誘発電位(cortico-cortical evoked potential: CCEP)が全身麻酔下においても有用な術中モニタリング法である可能性を示した。
脳神経外科
MRIでアーチファクトの少ない合金を用いて頭蓋内電極を開発できたことは、今後の術中脳機能マッピングの一助となると考えられ、脳内ネットワークの解明に貢献できる可能性を有する。臨床的には脳神経外科術後の脳機能温存にも貢献できうると考えられる。