研究課題/領域番号 |
19K18450
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板谷 信行 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (10837834)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 変形性膝関節症 / 異常血管 / 血流 / 疼痛 / 光音響システム / 癒着 / 炎症 |
研究成果の概要 |
ラット変形性膝関節症モデルを作成し、光音響システムを用いて吸入麻酔下に膝関節周囲の血流を観察し、関節包周囲における血流の経時的な増加を明らかにした。組織の免疫染色により関節包周囲の血管の観察をし、血管の増生を確認した。関節包周囲組織を採取し、RT-PCRを用いて血管新生に関わる遺伝子の発現の増加を明らかにした。 本研究から①光音響システムを用いることで生体の関節周囲の血流の状態の観察が可能であること②変形性関節症の関節包周囲において血管の異常増生が存在することが明らかとなった。変形性膝関節症の新しい疼痛のメカニズムと治療の開発への基礎的基盤的研究となる極めて重要な結果が得られた。
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自由記述の分野 |
Osteoarthritis
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性膝関節症の疼痛の原因の一つとして膝関節周囲組織の異常血管の増生が関連している可能性が示唆されるが、基礎的に詳細を検討した報告は少ない。本研究から①光音響システムを用いることで生体(吸引麻酔下)の関節周囲の血流の状態の観察が可能であること②変形性関節症の関節包周囲において血管の異常増生が存在することが明らかとなった。 この成果より向後、光音響システムを用いて関節周囲の異常血管と疼痛の関係性をさらに明らかにし、関節外への治療の効果を検証することが可能となった。変形性膝関節症の新しい疼痛のメカニズムと治療の開発への基礎的基盤的研究となる極めて重要な結果が得られた。
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