研究課題
若手研究
本研究では多施設共同前向き臨床研究で非定型大腿骨骨折の発症高位別特徴を多角的に検証した。CT有限要素法を用いた生体力学解析により力学的発症メカニズムと骨強度を定量評価し、骨折部の病理組織解析により骨折治癒過程の生物学的活性を分析することで、非定型大腿骨骨折をサブタイプ別に分類する新しい概念を世界で初めて報告した。
整形外科学
本研究では、非定型大腿骨骨折をサブタイプ別に分類する新しい概念を世界で初めて報告した。本研究を発展させ、非定型大腿骨骨折の基礎病態別に症例を分類し解析を行うことで、サブタイプ別に発症要因を同定し診断基準を確立することが期待される。さらにその臨床的意義を検証し、病態に即したた内科的・外科的治療法をサブタイプ別に提唱することが可能となることから、臨床的意義が非常に大きい研究と考える。