研究実績の概要 |
ラットの軟骨内骨化による軟骨の菲薄化と軟骨下骨板の変化に対して以下1-3にわけ研究を行っている。 1.加齢による影響をみる研究では、月齢18か月まで脱灰・非脱灰標本作製が完了した。また計測は各層の幅計測、軟骨・骨の形態計測が完了した。解析結果から6か月から8か月にかけて軟骨の形態変化が進行していることが推察できたため、この時期に3で用いた軟骨内骨化調整因子を投与し、その影響を評価する追加実験を行っている。 2.外科的手術の影響をみる研究では、手術後2,7,14,28,56日目の脱灰・非脱灰標本の作製が完了した。また、1と同様に各層の幅、軟骨・骨の形態計測が完了した。 3.外科的手術に軟骨内骨化調整因子が与える影響をみる研究では、2と予備実験の結果を踏まえ、術当日から軟骨内骨化調整因子を経口投与し、術後2,14,56日目の標本を作製した。変形性関節症の軟骨・軟骨下骨のスコアをつけ、現在、その他の解析(軟骨・骨形態計測)を行っているところである。
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