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2023 年度 研究成果報告書

グリオスタチンの関節リウマチにおける役割と新たな治療標的分子としての可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18473
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

川口 洋平  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (90766734)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード関節リウマチ / 線維芽細胞様滑膜細胞 / グリオスタチン
研究成果の概要

グリオスタチン(GLS) は、関節リウマチにおいて血管新生作用および関節炎誘発活性作用があることが知られている。 新規経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤であるバリシチニブは、臨床的に関節リウマチ患者に対して、高い有効性を示してきた。我々の研究では、FLSにおいて、GLS mRNA およびタンパクはIFNγによる刺激で誘導され、バリシチニブによって抑制された。JAK/STAT経路の活性化はIFNγでSTAT1のリン酸化がみられ、バリシチニブで抑制されていた。これらの結果は、バリシチニブが IFNγ 誘導性の GLS発現をSTAT1のリン酸化を阻害することにより抑制したことを示唆した。

自由記述の分野

関節リウマチ

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の関節リウマチ治療では疾患活動性が制御できない関節リウマチ患者が存在する。それらの患者に対する新規治療薬の開発は急務である。我々の研究は炎症性サイトカインネットワークの下流に位置するグリオスタチンの関節破壊メカニズムを明らかとし、既存治療のnon-responderや二次無効例にグリオスタチンを治療ターゲットとしたRA治療が探索できる。さらに副作用で既存の薬剤が使用できない患者に対し新たな治療を提供することが本研究の社会的意義である。

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公開日: 2025-01-30  

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