萎縮・脂肪変性したヒト筋組織と正常筋組織を採取し,その中から筋衛星細胞を単離する鏡視下腱板断裂の手術の際に,断裂している棘上筋(断裂群)と断裂していない肩甲下筋(正常群)から小指頭大の筋サンプルを採取した.小指頭大の筋サンプルをコラゲナーゼ処理し,細胞を単離することのできるFACS (Fluorescence activated cell sorting)の装置を用いて,筋衛星細胞(CD11b-CD31-CD34-CD45-CD56+ cell)を分離した.分離した筋衛星細胞を培養増殖させ,凍結保存を行った.筋衛星細胞に電気刺激を加えて分化させる収縮筋培養系を構築した.
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