当院で筋拘縮型エーラス・ダンロス症候群(mcEDS)と診断された患者を対象とした臨床的検討およびモデルマウス(Chst14-/-)を対象とした基礎的検討を行った。 臨床的検討として脊椎X線で、脊柱変形の程度を調査した。その結果、8例に側弯、7例で胸腰椎以降部後弯を認めた。 基礎的検討として、1歳齢マウス(Chst14-/-:13匹、Chst14+/+:15匹)の脊椎を組織学的に検討した。脊柱変形は、Chst 14-/-で有意に多かった(p=0.044)。椎間板変化は、Chst14-/-で有意に多かった。骨梁比は、Chst14-/-で有意に小さかった。
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