研究課題
New Zealand White Rabbitを用いて、医原性神経障害モデル確立。脊椎をドリルで掘削し、除去することにより脊髄を露呈し、神経損傷モデル、神経周囲癒着モデルを作製した。未分化脂肪幹細胞(uADSC)採取および移植まず麻酔下に鼠径部より脂肪組織を採取し、酵素処理により分散し(37度、2時間、0.15%collagenase type I)、70umのフィルターに通し、Dulbecco's Modified Eagle Mediumに加え、5分後に間質細胞pelletを10%FBSおよび抗生剤を添加したMEMに37度で保存して使用している。前年度にADSCであることは各種マーカーを用いて確認済である。現在は胸椎の椎弓切除を3椎弓に行い、ADSC移植群とセプラフィルム(ヒアルロン酸ナトリウムとカルボキシメチルセルロースを成分とした生体吸収性の物質)、Sham群を各群6例ずつ作成した。4週で犠牲死させ、評価する予定である。
3: やや遅れている
COVID19への対応によりやや実験に確保できる時間が減少したため。ただし、次年度で予定通り終了できる見込みである。
準備したRabbitを4週で犠牲死させ評価する。評価は肉眼的評価、組織評価(HE染色, Masson trichrome染色, Oil red染色)、mRNA分析(IL-6, TGF-β, α-SMA)で行う予定である。