研究課題
1:in vitro; 骨モデルを用いたインプラント挿入試験:2019・2020年度の実験により作成したハンマー自体の振動・音の影響を最小限にする打検ハンマを用いて模擬手術を実施した。正常アライメント・異常アライメントでの挿入を行い、通常ハンマー・打検ハンマ を用いて叩打を行い、打検ハンマの方がよりピーク数が少ない時間軸波形が得られることを確認し、当該打検ハンマの有用性が示された。今後、アライメント異常の有無・髄腔占拠率などにより叩打音の違いを当該打検ハンマを用いて解析を行なっていく。2: in vivo; 実際の手術で発生する巧打音解析:2019・2020年度に引き続き、手術時の叩打音の解析を行い、次の成果を得た。2-1)ステム沈下の有無による最終サイズラスプ挿入時の叩打音特性の違い。2-2)術後ステム沈下に対する叩打音特性による線形回帰式。2-3)寛骨臼カップ挿入時の叩打音変化の特性解明。2-4)叩打音に影響を与える解剖学的因子の特定上記の成果に対して、学会での口頭発表2回、日本語論文1編・英語論文1編を報告した。現在、合計3編の英語論文を投稿中である。また、上記1および2は特許出願を行なった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)
International Orthopaedics
巻: 46(4) ページ: 741-748
10.1007/s00264-021-05278-w
臨床バイオメカニクス
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