これまでの研究で、皮下腫瘍モデルマウスで低温大気圧プラズマを直接照射した部位に活性酸素が発生し、それによる強力な治療効果を有する事を見出した。それと同時に照射部位(皮膚)と深部にある腫瘍巣内に好中球・リンパ球・マクロファージの遊走を多く認め、免疫反応が活性化されている兆候を観察した。 プラズマ照射による局所免疫反応は特にマクロファージの遊走を促進し免疫を活性化している可能性がある。よって低温大気圧プラズマ直接照射法であれば、活性酸素による直接的な治療効果に加えて、免疫反応による相乗効果が期待され多くの癌腫へと治療適応拡大するこ事が可能となる。
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