研究成果の概要 |
ヒト膀胱癌細胞株(BOY,T24)をシスプラチン添加培養液で6か月間継続して培養することで樹立したシスプラチン耐性株(CDDP-R-BOY,CDDP-R-T24)を用いて、シークエンス解析を行い、シスプラチン耐性株で変化しているmicroRNA(miRNA)を検索した。解析結果より28個のmiRNAを候補に挙げ、miR486-5pが最も強い増殖抑制効果を示すことが分かった。miR-486-5pの標的としてEHHADHに注目し、標的遺伝子をノックダウンすることにより増殖能・遊走能・浸潤能が抑制され、更にシスプラチン投与にて相加相乗効果が認められた。
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