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2020 年度 実績報告書

尿路上皮癌における性ホルモン受容体シグナルと放射線感受性、DNA修復機構との関連

研究課題

研究課題/領域番号 19K18621
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

村上 哲史  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40813655)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードPARP阻害剤 / 抗アンドロゲン剤 / 膀胱癌 / DNA修復機構 / 放射線
研究実績の概要

進行性尿路上皮癌におけるDNA修復異常に注目し、放射線治療・アンドロゲン遮断療法・PARP阻害剤の併用が治療に結びつくか検証を行った。Western blot法にて5637膀胱がん細胞株にARが発現していることを確認した。次にWST assay法を用いてOlaparibの殺細胞効果を評価した。5637膀胱癌細胞株を①Control、②Hydroxyl flutamide単独、③Olaparib単独、④Hydroxyl flutamide+Olaparib併用の4群に分け、 2日後にRTxあり/なし群に分け2Gy照射した。RTxから7日後にWST assayを行った。AR阻害剤単独とPARP-1阻害剤単独での放射線増強効果は得られたが併用では単剤と比べて殺細胞効果に有意差が認められなかった。その原因としてARシグナルとPARP-1との関連がPCR法で認められたため、AR阻害剤投与時にPARP-1の発現も低下させてしまうことが考えられた。さらにPARP-1以外のターゲットを探すために放射線抵抗株の樹立を目指している。

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公開日: 2021-12-27  

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