研究課題
若手研究
本研究ではヒト膀胱癌細胞株5637-ARを用いてアンドロゲン受容体阻害剤、放射線照射、DNA修復機構に関連するPARP阻害剤の併用療法の有効性について検討した。AR阻害剤単独とPARP阻害剤単独での放射線増強効果は得られたが併用では単剤と比べ殺細胞効果に有意差を認めなかった。その原因としてARシグナルとPARP-1との関連がPCR法で認められたため、AR阻害剤投与時にPARP-1の発現も低下させてしまうことが考えられた。
尿路上皮癌
PARP阻害剤は実臨床において卵巣癌、乳癌、前立腺癌、膵癌に適応があり、本研究ではPARP阻害剤の膀胱癌における有効性について検証した。