Covid-19の流行による一般外来の縮小、コロナ感染症への対応、バイオバンクでの検体収集の停止、他施設との交流の制限などの理由により患者検体の収集が極めて困難であった。研究実施期間には先の見通しが立たず、検体の収集が可能となった後を見据えて解析の準備として解析対象遺伝子を文献検索し、その妥当性につきin silico解析で検討した。最終的に研究機関内に当施設のバイオバンクでの検体収集が不可能であったことから研究を終了した。また既存の多嚢胞卵巣症候群の検体を利用してアンドロゲンと精神症状の関連につき共同研究を行い、アンドロステンジオンとうつや不安障害などの精神障害が関連することを報告した。
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