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2022 年度 研究成果報告書

プロラクチン受容体解析とエクソーム解析による母乳分泌不全の原因解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18663
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

小林 達也  千葉大学, 医学部附属病院, 技術職員 (00645640)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード乳汁分泌不全 / プロラクチン受容体 / プロラクチン / 遺伝子多型
研究成果の概要

本研究では、母乳分泌不全症例の遺伝子多型についてPRL経路を中心に解析し、母乳分泌不全の原因遺伝子を明らかにすることを目的とした。乳汁分泌が全くみられなかった症例 10 例と生殖内分泌外来に受診した原因不明の高プロラクチン血症患者のプロラクチン受容体遺伝子をダイレクトシーケンス法によって解析した結果、PRLRのExon上には乳汁分泌と関連すると考えられる遺伝子多型は同定できなかった。一方、哺乳期間が短い健常者のGWAS解析では、表現型と関連が推定されるPRLRの非翻訳領域のSNPsを4カ所とPRLR以外の2つの遺伝子を同定した。

自由記述の分野

生殖内分泌

研究成果の学術的意義や社会的意義

母乳育児を行うことが社会的にも医学的にも善しとされる傾向があり、母乳が出ない・出にくいことは母親にとって大きなストレスになることがある。しかしながらか、なぜ母乳分泌量に差があるのかは不明な点が多い。産後のストレスは、産後うつや育児放棄などの産褥後のトラブルの原因となることが知られている。本研究では母乳分泌能力に遺伝学的な特徴がある可能性を示唆することができた。今後、今回のような研究が発展することにより、産後ストレスの低減や、新規介入方法の開発に寄与する可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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