• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

難聴の遺伝子治療に向けたAAVセロタイプ特性に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K18727
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

吉村 豪兼  信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (10612997)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード遺伝性難聴 / 遺伝子治療 / アデノ随伴ウイルスベクター
研究成果の概要

遺伝性難聴に対する遺伝子治療のためには「どうやって内耳への遺伝子導入するか」が重要である。これまでの内耳研究では遺伝子の運び屋としてアデノイド随伴ウイルスベクター(AAV)が使用されてきたが、AAVはセロタイプに応じて標的細胞が異なることが知られていた。今回我々は5種類のAAV(AAV1、2、8、9、Anc80)を成体マウスへ我々が以前報告したRWM+CF法を用いて内耳へ局注した。結果として、AAV2を用いると内有毛細胞へは96.7%で、外有毛細胞へは83.9%の高い効率で遺伝子導入が可能であり、また聴力レベルもコントロールと比較して有意差がなかったことより、安全性も確認された。

自由記述の分野

難聴、内耳研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の研究により遺伝性難聴の原因の2/3以上を占めるとされる有毛細胞へ効率的に遺伝子導入を実現できるセロタイプが特定され、遺伝子治療研究において非常に有意義な結果であったと考えられた。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi