研究成果の概要 |
高知大学医学部附属病院の入院診療録より、電子カルテデータベースを用いて認知症と嚥下障害および誤嚥性肺炎との関連について調査した。2007年1月~2019年3月において、入院時主病名の記載あり、同一患者の同入院時主病名での初回入院、20歳以上を条件として、85,052件(47,297人)の診療録を抽出した。 認知機能低下に関連する病名登録は425件(0.5%)、嚥下障害の病名登録は987件(1.2%)、うち認知症ありは17件であった。誤嚥性肺炎は309件(0.4%)、うち認知症ありは10件であった。嚥下障害および誤嚥性肺炎の新規病名登録について、認知症ありの粗オッズ比は4.46であった。
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