HIF1α阻害剤を用いた睡眠時無呼吸症候群治療の検討

2019 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 19K18751
• 研究機関: 川崎医科大学
• 研究代表者: 雜賀 太郎 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70509299)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: 持続的低酸素 / マウス / 睡眠時無呼吸症

研究実績の概要

初年度はヒト睡眠時無呼吸症をマウスで再現するため、間欠的低酸素、もしくはシビアな睡眠時無呼吸症候群を再現するため、持続的低酸素環境を準備する必要があった。そこで、該当する大きさのアクリルの購入・作成、窒素ガスの配線、酸素モニターを配備した。母数や酸素濃度の調整を繰り返し、酸素濃度を一定に保てる飼育条件が整った。今年度は、この装置を実際に稼働し、対照群と睡眠時無呼吸症群を比較する実験を開始していく。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度は低酸素装置の安定した稼働を確認することに終始すると考えていたが、実際に年度内にうまく装置が機能することを確認できたため。2年度からは比較検討を行っていく。

今後の研究の推進方策

今年度は前半で実際に飼育実験し、後半で得られた血清を用いたELISAなどの実験をし、結果を踏まえて報告していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

購入検討のタイミングにズレが生じ、高価な実験キットの購入時期が2年度になったため。2年度で使用額の調整がつくと考えている。