研究課題
若手研究
睡眠時無呼吸症候群はこれまでにも報告されているように睡眠中に生じる低酸素血症によって心筋梗塞リスクの増加や糖尿病の悪化に関与する重大な疾患のうちの1つである。様々な治療は行われているものの病態を改善するには至らない状況となることもあり、睡眠時の間欠的低酸素によって生じる身体的ダメージを根本的に軽減する治療が必要であると考える。そこで、これまでは本疾患の治療として考えられたことのない薬剤を用い、その有効性の検証と副作用が生じることなく使用出来るかについて検討したい。
耳鼻咽喉科
睡眠時無呼吸は気道閉塞を解除することでその病態を改善することを治療としてきた。しかし、解剖学的に改善困難な場合は睡眠時の低酸素が残存してしまい、炎症性サイトカイン産生などによる身体的負荷を回避しきれない。そのため、低酸素自体で生じる病態に対する治療を考える必要がある。