研究課題
若手研究
頭頸部癌に対するCisplatin、5-FU、Docetaaxel(TPF)併用化学放射線療法を行った患者における好中球減少症、発熱性好中球減少症などの発現頻度の調査を行った。また、対象患者に関するABCB1遺伝子多型に関して遺伝子解析を行い好中球減少症や発熱性好中球減少症の発現とABCB1遺伝子多型の関連に関しての統計解析を行った。
頭頸部癌
TPF療法は好中球減少症など血液毒性が高頻度で発生することは既に知られている。改めて実臨床でのデータを示すとともに、遺伝子多型などの関連が示唆された。今後もTPF療法を行う際にG-CSF製剤の使用など支持療法が必要であることを示すことができ、安全な患者管理に繋がるとお思われる。