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2019 年度 実施状況報告書

近赤外分光法による聴覚野の活動計測~難聴医療への臨床応用をめざして~

研究課題

研究課題/領域番号 19K18789
研究機関滋賀県立総合病院(研究所)

研究代表者

金沢 佑治  滋賀県立総合病院(研究所), その他部局等, 主任研究員 (20524367)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードodd ball task / 脳波との同時計測
研究実績の概要

ポータブルイメージング装置として開発されたLIGHTNIRS(島津製作所)を新たに購入予定であったが、まずはデモンストレーション機器を利用して予備実験を進めた。
今年度は主にNIRSによる実験条件・課題の確認を行った。NIRSによる計測データの信頼性については、5分程度のrestを設けることにより、基線が安定化することが確認できた。ただし、結果的にNIRSのみでは聴覚に特異的な信号と断定するほどのRobustな信号がえられなかったため、妥当性を客観的に示す目的で脳波を組み合わせて計測を進めることとした。NIRSと脳波の同時計測を行う目的で、既存の計測キャップに脳波計の電極をはめ込む孔を作成し、新たな計測キャップを作成した。また、NIRS、脳波、課題を呈示するPCが同時に記録を開始できるシステムを構築した。
脳波との同時計測で行う課題については、odd ball taskを採用することとした。既往を参考に課題を作成し、暫定的に課題の繰り返し頻度や計測および解析プログラムを決定した。
NIRS計測を行う機器については、デモンストレーションを行った後に購入を進める予定であった。2020年2月より健常被験者を募集して、デモンストレーションの機器を利用したうえで予備実験を開始する予定であったが、新型コロナウィルスの影響で密室で行う実験が不可能となり、現在も実験再開の見通しが立っていない状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020年2月より健常被験者を募集して、デモンストレーションの機械を利用したうえで予備実験を開始する予定であったが、新型コロナウィルスの影響で密室で行う実験が不可能となり、現在も実験再開の見通しが立っていない状況である。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルスの収束を待って実験を再開する。

次年度使用額が生じた理由

2019年度に新型コロナウィルスの影響ですすめられなかった、機器の購入、実験に付随する経費を2020年度に繰り越して使用する。2019年度は予定していた機器の購入ができなかったために支出金額が0円となったが、来年度に購入するため特に問題はない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Successful Treatment of a Mixed Neuroendocrine-Nonneuroendocrine Neoplasm of the Colon with Metastases to the Thyroid Gland and Liver2020

    • 著者名/発表者名
      Kanazawa Yuji、Kikuchi Masahiro、Imai Yukihiro、Katakami Nobuyuki、Kaihara Satoshi、Shinohara Shogo
    • 雑誌名

      Case Reports in Otolaryngology

      巻: 2020 ページ: 1~5

    • DOI

      10.1155/2020/5927610

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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