今後の研究の推進方策 |
好酸球性副鼻腔炎の更なる病態解明とバイオマーカーの確立を目指す。 ①当科で手術を行う慢性副鼻腔炎患者の内臓脂肪面積測定と血液、鼻茸組織サンプル採取、鼻腔NO値の測定、各種臨床データの採取を引き続き進め、症例数を増やす。 ②①で得られたデータを解析し、内臓脂肪と好酸球性副鼻腔炎の病態との関係を検討する。 ③①で得られた血液、鼻茸組織サンプルを用いてアディポサイトカイン(Leptin, Vifantin, TNFα, PAI-1, MCP-1, アディポネクチン)、NO代謝物、Th2サイトカイン(IL-4, IL-5, IL-13)をreal-time PCR、ELISAで測定し、好酸球性副鼻腔炎の病態と関係の深い因子を同定する。 ④鼻茸組織から樹立した鼻粘膜上皮細胞株を用いて、③で同定した因子の機能解析を行う。
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