研究課題
若手研究
本研究では次の3点を明らかにすることを目的としていた。(1)喉頭乳頭腫のpatient-derived xenograftを作成する(2)喉頭乳頭腫の培養細胞モデルを作成する(3)宿主のリン酸化酵素阻害による喉頭乳頭腫の抑制手術により採取した喉頭乳頭腫組織を超免疫不全マウスに移植したが、腫瘍の生着に至らなかった。また乳頭腫組織をマトリゲルあるいはコラーゲンに包埋した状態で培養を試みたが、上皮細胞の成長が確認されなかった。
耳鼻咽喉科学
今回の研究では、目的としていたpatient-derived xenograftの作成および培養細胞モデルの樹立には至らなかった。今後培養条件等を再検討し、引き続き研究をすすめる所存である。本研究を進めることで、難治性疾患である喉頭乳頭腫の治療について新展開が期待できる。