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2022 年度 研究成果報告書

アレルギー性鼻炎患者におけるRORaを介する制御性T細胞の機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18820
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

細矢 慶  日本医科大学, 医学部, 助教 (20557508)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアレルギー性鼻炎 / RORA
研究成果の概要

アレルギー性鼻炎患者は日本では50%近く罹患率があり、新たな治療法の確立が急務である。アレルギー性鼻炎の原因遺伝子としてRORA (RAR Related Orphan Receptor A)に着目した。手術で採取された下鼻甲介の粘膜を用いて、粘膜中のRORA、Type 2炎症に重要な役割をするサイトカインIL-4、IL-13を測定した。アレルギー性鼻炎患者と非アレルギー性鼻炎患者から採取したサンプルを比較すると、アレルギー性鼻炎患者でIL-4は有意に上昇が認められた。しかし、RORA、IL-13に関しては、アレルギー性鼻炎患者で高い傾向にあったが、有意差は認めなかった。

自由記述の分野

アレルギー性鼻炎

研究成果の学術的意義や社会的意義

アレルギー疾患の発症にはゲノムワイド関連研究などから遺伝子異常が指摘されている。アレルギー性鼻炎においても41の原因遺伝子が報告されており、RORAはその1つである。本研究では、アレルギー性鼻炎患者と非アレルギー性鼻炎患者でRORAの発現に有意差は認めなかった。非アレルギー性鼻炎と診断した中に局所でアレルギー反応を起こすLocal allergic rhinitisが含まれている可能性があり、Local allergic rhinitisの適切な診断について今後の検討が必要である。

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公開日: 2024-01-30  

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