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2022 年度 研究成果報告書

脈絡膜血管新生における線維芽細胞増殖因子9の関与

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18826
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

董 震宇  北海道大学, 大学病院, 特任助教 (00443945)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードFGF9 / neovascularization
研究成果の概要

申請者は本研究で線維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factors, FGF)9が加齢黄斑変性(AMD)における脈絡膜血管新生(CNV)において血管新生促進因子として作用すること、FGF9がAMDにおいて新規の治療ターゲットとなりうることを示した。またその血管新生促進作用が直接血管内皮細胞に作用しない経路による可能性も示唆した。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年抗血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor, VEGF)療法がCNVの治療成績を劇的に向上させたが、病変の再発が避けられず、頻回の通院・治療を要し、経済的にも身体的にも患者側の大きな負担となっている。さらに、抗VEGF療法抵抗性をしめす症例の存在も報告され、抗VEGF療法の限界も徐々に明らかになった。本研究によりFGF9がVEGF非依存的にCNVを抑制する治療ターゲットとなりうることが明らかになり新たな創薬につながる可能性があると考えられ、さらにVEGFに依存しない抗血管新生の研究が活性化され、本邦の医療水準の向上に貢献することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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