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2019 年度 実施状況報告書

サルコイドーシスぶどう膜炎におけるバイオマーカーとしてのmicroRNAの検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K18833
研究機関山形大学

研究代表者

金子 優  山形大学, 医学部, 助教 (60536952)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードサルコイドーシス / microRNA / ぶどう膜炎
研究実績の概要

本研究は、サルコイドーシスぶどう膜炎患者における新たなバイオマーカーの構築を目的とする。
サルコイドーシスぶどう膜炎患者における血液中のmicroRNA(以下、miRNA)発現量を、白内障などの非炎症性の眼疾患患者(対照群)の発現量と比較することで、サルコイドーシスの発症および炎症活動性に関連するmiRNAを特定する。特定されたmiRNAがサルコイドーシスの新たなバイオマーカーとなれば、その動向をモニタリングすることによりステロイド剤をはじめとした免疫抑制剤を増量・減量する適切なタイミングを見極めることが可能となり、ひいては副作用を最低限に抑えることのできる効率のよい薬物治療が期待できる。
また、サルコイドーシス患者において、ぶどう膜炎を発症する症例と発症せずに他臓器病変(とくに肺病変)のみ認める症例が存在する。肺病変を有するサルコイドーシス症例のmiRNAプロファイリングに関してはいくつか既報があるが、ぶどう膜炎発症例に限定した報告はないため、本研究の結果と既報とを比較検討しmiRNAと病態との関連性についても解析を行い、ぶどう膜炎発症のメカニズムについても調べる。
これらの目的を達成するために、2019年度は、眼科関連学会(日本眼炎症学会、日本眼科学会、日本臨床眼科学会)に参加し、サルコイドーシスぶどう膜炎およびmicroRNAに関する最新のデータ、知見を集めた。また、山形大学附属病院眼科に通院中のサルコイドーシスぶどう膜炎患者80名のリストアップを完了した。今後はその中の血液サンプル取得可能な患者と対照患者(目標10~15名ずつ)から同意を得てサンプルを取得し研究を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

サルコイドーシスぶどう膜炎患者80名のリストアップを完了したが、サンプル取得予定患者への説明および同意取得、血液サンプル採取が完了していない。

今後の研究の推進方策

2020年度に該当患者の血液サンプル採取を行い、microRNAのプロファイリングを行っていく。

次年度使用額が生じた理由

血液サンプルの採取およびmicroRNAのプロファイリングを行わなかったため。

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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