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2022 年度 研究成果報告書

インプラントデバイスを使用した新しい眼内薬物徐放システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18849
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

高瀬 範明  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00812124)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード網膜 / 加齢黄斑変性 / 抗体医薬 / ドラッグデリバリーシステム
研究成果の概要

加齢黄斑変性、近視性脈絡膜新生血管、糖尿病黄斑浮腫、および網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫は、視力の重度な障害の原因となっています。血管内皮増殖因子(VEGF)阻害療法が主要な選択肢ですが、眼球に直接硝子体注射を行う必要があり、患者にとって身体的および経済的な負担が大きい。
抗VEGFのような水溶性高分子製剤を眼内で徐放が可能か、長期に眼内の薬効を保つことができるかを、動物実験により検証した。眼内レンズ型中空デバイスと緑内障インプラント模倣タイプ、チューブ式カートリッジタイプのデバイスを開発し、いずれも家兎の前房内に留置した開口部より、モノクローナル抗体の3ヶ月以上の薬物徐放が確認できた。

自由記述の分野

網膜 加齢黄斑変性

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗VEGF療法は、VEGFのはたらきを抑える抗VEGF薬を眼内に注射してVEGFを抑制し、滲出型加齢黄斑変性症や、糖尿病黄斑浮腫の治療として広く用いられる。
しかしながら再投与が必要であることが多く、また効果も最長で2ヶ月と短い。
これらの研究成果は、眼内薬物送達技術の進歩を示し、視力障害を抱える患者の生活の質の向上に貢献することが期待されます。現在、安全性と有効性の評価を行い、臨床応用への展開を目指して取り組んでいる。

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公開日: 2024-01-30  

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