加齢黄斑変性(age-related macular degeneration; AMD)は、眼底の中心である黄斑に病変を生じるため、重篤な視力障害をきたす。滲出型AMDでは治療をしても後遺症が残り、萎縮型AMDの治療法は現時点では世界的に無い。メタボリックシンドローム(Clemons et al. Ophthalmology 2005)がリスクといわれるが病態に関連するメカニズムは不明である。そこで、高脂肪食を継続して摂取させたメタボリックシンドロームモデルマウスを作製し、その網膜病変を解析した。これにより新規なAMD進行予防治療の開発につなげた。
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