研究課題
動物実験では、ネコ網膜静脈分子閉塞症(BRVO)の動物実験を作成し、ネコを用いた生体網膜血流測定実験系を用いて、BRVOの病態発症・形成のメカニズムを解明した。本研究はInvestigative Ophthalmology and Visual Science誌(2020年)にoriginal articleとして掲載された。さらに、臨床研究では、BRVOにおける網膜循環障害の詳細を検討し、Journal of Clinical Medicine誌(2020年)に、さらに正常眼圧緑内障における血流変化がこれまでの緑内障診断のゴールドスタンダードである視野検査に先んじて起こることを証明し、British Journal of Ophthalmology誌(2020年)にそれぞれ報告した。また、我々が開発中のDoppler Optical coherence tomography auto-flow meterを用いた網膜血流測定により全身の動脈硬化を評価しうる結果について2021年9月に開催される世界眼循環学会で発表予定である。
3: やや遅れている
新型コロナウイルスの影響で動物実験に遅れが出ているが、臨床研究に関しては概ね予定通りに進行している。
新型コロナウイルスのパンデミックの状況を考慮して、動物実験を再開する。臨床研究については、予定通り進行しているが、パンデミックの状況によっては臨床研究にも遅れが生じる可能性があるが、臨機応変に対応していく。
新型コロナウイルスにより実験の制限があり遅延しているため。
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