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2020 年度 実施状況報告書

慢性創傷に対するb-FGF遺伝子搭載センダイウイルスを用いた遺伝子治療の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K18904
研究機関千葉大学

研究代表者

緒方 英之  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (60646024)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード慢性創傷 / Werner症候群 / 創傷治癒 / 難治性皮膚潰瘍
研究実績の概要

慢性創傷に対するb-FGF導入センダイウイルスの使用を検討する準備として慢性創傷がなぜ生じるか、メカニズムを解明する必要があった。
そこで慢性皮膚潰瘍を生じる疾患としてWerner症候群の潰瘍部皮膚組織の分析を行った。Werner症候群における潰瘍は軟部組織の石灰化が原因として考えられているが、潰瘍周囲ではリンパ管内に石灰化が生じていることが判明した。さらにリンパ管拡張障害や、未成熟なリンパ管の増殖が観察された。リンパ管の異常が石灰化、潰瘍化の原因となっていることが明らかとなり、現在論文作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID蔓延の影響により、実験施設の使用が長期間制限されたため。

今後の研究の推進方策

Werner症候群の研究で明らかにされた創傷治癒遅延のメカニズムを他の慢性創傷に対する治療に応用し、成長因子による治癒促進を検討する。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルス蔓延のため、研究計画の遅延が生じており、次年度に持ち越されました。今後は当初予定されていた創傷治癒の研究計画を進めていく予定です。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Werner症候群における皮下組織石灰化の組織学的局在の解明2020

    • 著者名/発表者名
      緒方 英之
    • 学会等名
      第29回日本形成外科学会基礎学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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