本年度は前年度に引き続き、高解像度3D画像を再構成するソフトウェアの開発、および動物モデルを用いた解析結果と組織生存率についての関係調査を行った。 まず多方向からのICG蛍光像映像の同時撮影を行い、統計処理した画像の特徴量を抽出・統合してポイントクラウドを作成し、断層撮影を用いない三次元再構成を行うことで皮下血管網の分布を三次元化させるソフトウェアの開発を試みたが観察サンプルの厚みに対して、取得される信号のばらつきが大きく、3次元への拡張は難しいことがわかった。 また、動物実験において、微小領域の詳細なICG蛍光造影像を観測するための顕微鏡を用いた励起蛍光のイメージングシステムの開発と最適化を行った。さらに得られたデータを解析することで、動物モデルにおける信号値の変化と組織の生存率についての関係性について調査を行った。
|